肩こりの原因のひとつに自律神経?
自律神経には緊張している時や昼間の活発に活動するタイミングで優位になる交感神経と、リラックスしている時や夜間などに優位になる副交感神経があります。
自律神経が原因の肩こりは、交感神経の働きが活発になりすぎていることで起こると言われています。
緊張している時に活発になる自律神経は、何があってもすぐに動くことが出来るように身体を緊張させる働きがあります。
その緊張は血管を収縮させる働きがあるため、身体の中を流れる血液の量が減少してしまいます。
人間は活動すると細胞が老廃物として乳酸を生成しますが、その乳酸を運ぶ血液の流れが悪いため筋肉に乳酸が残ってしまいがちです。
その老廃物は固まってコリとなり、さらに血液の流れを妨げてしまうのでさらに老廃物が溜まって行くという悪循環を作ってしまいます。
本来なら自律神経は交感神経と副交感神経がそれぞれ交代で優位になって働いてくれるのですが、ストレスや疲労、睡眠不足などが溜まって行くとこの交代のバランスが崩れてしまって交感神経だけが常時働いてしまうような状態になってしまいます。
これが自律神経が原因の肩こりを引き起こしてしまう理由です。
マッサージや整体で肩こりが一時的に楽になることはあるかもしれませんが、原因となっている自律神経のバランスが崩れが修正されなければ何度でも肩こりになってしまうことがあります。
対処療法としてのマッサージや整体を行いつつ、根本の原因を改善していくことが重要です。
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